県議会答弁
2007年12月 定例議会答弁 (質問日12月10日)
4 がん対策について

質問(1)   質問者:自民党 阿部 紘一議員


千葉県におけるがん検診の状況はどうか。また、受診率向上に向けて県はどのよう に取り組んでいるのか。


答弁   答弁者:小川 雅司 健康福祉部長


1. 平成17年度に県が調査したがん検診の受診率は、肺がん検診が42パーセント、胃がんや乳がんが30パーセント前後にとどまっており、より一層高めていく必要があると考えています。

2. そこで、県では、県民のがんに対する関心を高めるため、がんの予防展や講演会を開催してきたところですが、今年度は新たに、若い女性患者が増えている乳がんを啓発する、ピンクリボンキャンペーンを実施し、受診率の向上を図っています。

3. 今後は更に、がん検診の実施主体である市町村の理解を得ながら、がん検診と他の健診を合同で行う総合健診や休日健診の推進などに取り組んでまいります。

再質問(1)   質問者:自民党 阿部 紘一議員


乳がん、大腸がんの受診者で、がんの疑いがあり、精密検査が必要と判定された人の割合はどうか。


答弁   答弁者:小川 雅司 健康福祉部長


1. がん検診により精密検査が必要とされた人の割合は、17年度の数字ですが、乳がんは受診者数の129,575人中、要精検者数が11,130人で要精検率は8.6%です。

大腸がんは受診者数の399,524人中、要精検者数が27,666人で要精検率は6.9%です。

再質問(2)   質問者:自民党 阿部 紘一議員


精密検査によって実際にがんが発見された場合は、どの程度あるのか。


答弁   答弁者:小川 雅司 健康福祉部長


1. 要精検査の中から、がんが発見される割合は、乳がんが3.6パーセント、大腸がんが2.0パーセントとなっております。

再質問(3)   質問者:自民党 阿部 紘一議員


がん検診をする医師、技師の能力により格差が生じると思われるが、県の取組はどうなっているのか。


答弁   答弁者:小川 雅司 健康福祉部長


1. 乳がん検診に関する医師、技師のレベルアップのための事業は、
・ 「乳がんマンモグラフィ検診従事医師等研修」
・ 「乳がん超音波研修」
・ 「乳がん自己検診レベルアップ推進事業」
で、いずれも、医師等の技術レベルをアップするための事業と位置づけて実施しています。

2. 検診の精度を高めるための事業は、  「がん検診の精密検査結果集計事業」を行っており、市町村が実施したがん検診や医療機関が実施する精密検査について、受診率、がんの発見率、早期がんの割合等を集計・分析しております。調査結果を事業の評価委員会の中でさまざまな角度から分析・評価し、市町村にデータ等を返すことにより、市町村の格差をなくし、より効果的な事業展開ができるよう支援しているところです。


質問(2)   質問者:自民党 阿部 紘一議員


「(仮称)千葉県がん対策推進計画」策定の進捗状況はどうか。 また、どのような考えに基づいて策定しているか。


答弁   答弁者:小川 雅司 健康福祉部長


1. 県では、平成18年11月に、医療関係者やがん患者等を委員とする「がん対策戦略プラン検討部会」を設置し、「がん対策推進計画」の策定を進めているところです。

2. この計画は、がん患者や家族の視点に立ち、がん患者、家族、医療関係者、支援者などが互いに支え合って、がんにうち克つことを基本的な目標とし、来年3月までに策定してまいります。

   3. 具体的には、
 (1)地域がん診療連携拠点病院の整備
 (2)在宅緩和医療の推進
 (3)がん体験者等がピアカウンセラーとして参画する相談支援体制の充実
  などを重点的な施策として盛り込んでいきたいと考えています。


質問(3)   質問者:自民党 阿部 紘一議員


がんセンター研究局について、今後どのように機能強化及び医療との連携を図っていくのか。


答弁   答弁者:小川 雅司 健康福祉部長


1. がんセンター研究局は、民間企業や多くの国内外の大学・研究機関との共同研究により、神経芽腫の治療薬や診断法に関するものなど国内外合わせて49件の特許出願を行っています。また、平成16年にはイタリヤで行われた国際神経芽腫学会の遺伝学部門で最高のルカ・ロッティ賞を受賞するなどの成果も上がっております。

今後は、産・官・学の連携をより一層強化するとともに、必要に応じて研究プロジェクトの再編を行うなど、研究機能を強化してまいりたいと考えています。

2. 診療部門との連携については、研究局で行った肺癌や乳癌の遺伝子検査の結果に基づき有効な治療方針を決定するなど連携を行っているところであり、このことは県の研究機関に対する外部評価委員会から高く評価されています。

引き続き研究成果の診断、治療への展開を推進するとともに、今後、地域がん拠点病院とも連携を図ってまいりたいと考えております。

意見   質問者:自民党 阿部 紘一議員


県立がんセンターと研究局は、がんの実態究明とがん撲滅のために、連携をとりながら研究成果を臨床に有効に活用してほしい。

また来年5月21日から24日に、幕張メッセにおいてアジアではじめて第13回国際神経芽腫学会が開催されるので、この学会が成功し、有意義なものとなるよう祈念する。

要望   質問者:自民党 阿部 紘一議員


がんセンターは、がん撲滅のために大事な病院であり、35年経過し老朽化しているため、建替えの計画を作るべきではないかと考えるので、よろしくお願いしたい。
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