県議会答弁
2006年 2月 定例議会答弁 (質問日3月13日)
衛生研究所・がんセンター研究局整備事業について

質問(1)   質問者:自民党 阿部 紘一議員


この事業は、平成17年10月19日から、千葉県及び千葉県病院局大規模公共事業等事前評価委員会において、審議されているが、 この事業の目的はどのようなものか。


答弁(1)   答弁者:健康福祉部健康福祉指導課 部長


@衛生研究所は、細菌やウイルス等の検査を実施する「P3」施設を有していますが、庁舎は平成14年の耐震診断で 「耐震性能を満たしていない」との判定を受けました。検査体制の確保や危険物資の拡散防止の観点から、早期の建替えが 必要な状況です。

Aまた、衛生研究所は、生活習慣棒対策を進めるための研究を行っていますが、本県が埼玉県に次いで全国2位のスピードで 人口の高齢化が進むこと、また、国の医療制度改革において、医療費適正化に向けた都道府県が担う役割が財政面を含めて 強化されること等を踏まえると、生活習慣病対策は、重要な課題となっています。

Bこのため、生活習慣病全体の診断や治療に応用できる遺伝子レベルの研究を行っているがんセンター研究局と衛生研究所を 一体的に整備し、県民一人ひとりの体質や状況に応じた生活習慣病の予防と医療の研究を目指すものであります。



質問(2)   質問者:自民党 阿部 紘一議員


既に開催された事前評価委員会での委員の意見はどのようなものであったか。


答弁(2)   答弁者:健康福祉部健康福祉指導課 部長


@昨年の10月に開催された第1回委員会においては、両研究機関の建替えの必要性や仁戸名地区で建替える合理性等、 幅広い観点からご議論いただきました。

Aまた本年の2月に開催された第2回委員会においては、両研究機関を一体的に設置することの必要性を中心に議論が行われ、 本事業が目的とする県民一人ひとりの状況に応じたオーダーメイド型の予防と医療の重要性、そのための研究の必要性について、 一定の理解が得られたところです。

Bなお、この委員会は今後も開催されることとなっており、本事業を県の健康・医療面の諸制度の中でどのように位置づけていくのか、 また、現時点において事業を進めなければならない優先性や適時性、さらには、両研究機関の運営体制等を中心に審議が行われる ことになります。



質問(3)   質問者:自民党 阿部 紘一議員


この事業は、衛生研究所とがんセンター研究局という形態も設置目的も違う2つの団体・組織を、一つの建物の中で整備するという 合築事業と聞いているが、合築することの利点はどのようなものか。


答弁(3)   答弁者:健康福祉部健康福祉指導課 部長


@この両研究機関を一体として整備することによって、一人ひとりの体質や状況に応じた生活習慣病の予防から診断・治療までの 連続的な研究と施策の推進が可能となります。その結果、県民の健康の確保とともに、医療費の増大を防ぎ、県財政の安定に 大きく寄与することになります。

Aまた、両研究機関を一体的に整備する場合は、単独整備の場合に比べ、建設費の節減と研究・検査機器の共同利用が可能となる というメリットもあげられます。


意見      自民党 阿部 紘一議員


衛生研究所の現状を確認したところ、壁面はひびだらけで、万一倒壊したらその中の細菌はどうなるのか、 大変なことになるので建替えの時期に来ているのではと感じた。



質問(4)   質問者:自民党 阿部 紘一議員


衛生研究所・がんセンター研究局整備事業は、病院局の中期経営計画ではどのような位置付けになっているのか。


答弁(4)   答弁者:病院局経営管理課 崎山病院局長


@病院局では、今年度から平成19年度までの3年間を計画期間とする中期経営計画を策定し、 各種施策の推進に取り組んでいるところですが、本事業は中期経営計画策定時には計画が具体化されていなかったため、 位置付けはされておりません。

Aしかし、がんセンター研究局は中期経営計画において、「研究成果の臨床への応用に向けて、千葉県試験研究機関評価委員会に よる研究課題の評価も踏まえ、質の高い研究を推進する。」こととしており、今回の整備事業の主旨に沿うものと考えています。

B今後は、千葉県及び千葉県病院局大規模公共事業等事前評価委員会の評価の後、中期経営計画への必要な措置を講じてまいりたい。


要望      質問者:自民党 阿部 紘一議員


千葉県の誇りであり、頼りである千葉県のがんセンター研究局という、独立した組織に対して、充分な医療や科学のための予算を お願いしたい。


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